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ホーネットに乗った

そりゃまあ、自分のバイクだから乗るわけだけど……。いいね、「自分のバイク」。いい響きだよ……。

ホーネットが納車されてからまだ3回しか乗っていないが、スーパースポーツの雄・CBR1000RR(国内仕様)と比較しながら(なんで?)、簡単にインプレなど。

まずね、軽い。日本版CBR1000RRに比べて、33kgも軽い。技術の粋を尽くしたスーパースポーツより30kg以上軽いとは! 恐るべきことである。こりゃもう、スーパースポーツをはるかに超えた、スーパースーパースポーツと言わざるを得ない。

実際、取り回しは「ウ、ウソでしょおッ!?」ってぐらい軽い。「エンジン載せ忘れてるんじゃね?」「実は紙製?」と思うほどだ。とにかく軽くて不安がない。日本版CBRに乗っていたら「柏秀樹さんじゃあるまいし、両手を腰に当てながらフルロックUターンなんかできないからやめとこう……」と諦めるような細道にも、「はははーのはー。行ってみちゃうもんねー」と突入できる。何とも冒険心をくすぐられるではないか。スーパースーパースポーツアドベンチャーと言わざるを得ない。

そして、エンジンだ。このバイクは、エンジンに始まってエンジンに終わる。エンジンに生まれエンジンに死す。エンジン死すとも自由は死なずもっとエンジンを。というわけで、何はなくともエンジンである。

ホーネットのレッドゾーンは16,000rpmから始まる。一方、日本版CBRのレッドゾーンは12,000rpmからである。ごめん圧勝だ。ここでもホーネットは、スーパースポーツをはるかに超えている。つまり、スーパースーパースーパースポーツアドベンチャーエボルツィオーネと言わざるを得ない。

ちなみにホンダのMotoGPマシン・RC212Vのタコメーターは、20,000rpmまで目盛りが振ってある。ホーネットは18,000rpmまで。日本版CBRは13,000rpmまで。ああごめんごめん比較にならない。これはもう、スーパースーパースーパースポーツライトエボルツィオーネ・MotoGPスペックと言うしかないだろう。

馬力だってスゴイ。118psの日本版CBR1000RRに対して、ホーネットは40ps。一見するとホーネットの方が著しく低馬力に見えるが、違う。馬力真実指数を100として、各車の馬力を引いてみてほしい。

CBR……100-118=-18
ホーネット……100-40=60

-18とゼロを大きく割り込んでいるCBRに対して、ホーネットは何と60! はるかに上回っている。この-18と60が何を示しているのか分かる人は、ホーネットがいかに優れているかを理解できる選ばれし人か、ちょっとどうかしちゃってる人か、どちらかである。オレはもちろん後者だ。

このように、ホーネットのエンジンがスーパースーパースーパースポーツライトエボルツィオーネ・MotoGPスペックであることはよくご理解いただけたと思う。

このエンジン、何がイイって、爆発感が著しく希薄なんだ。自分の体の下で、「爆発」などという字面からして野蛮な行程が繰り返されているとは、とても思えない。何かが燃えていることを感じさせないほど、クールに、淡々と、そして一直線に高回転までブン回る。

「うりゃうりゃおらおら回る回るぜオレは回るぜ〜〜ッウッホウッホウッホッホ! ガルガルガルルルルゥゥ!!」みたいな原始人的な盛り上がり感がない。「Houston, we've had a problem(ヒューストン、問題が発生したようだ)」と淡々と報告したアポロ13の乗組員のように、あくまでも科学的かつ冷静なのだ。

「読み上げ開始……。8,000……。10,000……。14,000……」

あくまでも、理詰めで理知的な感じ。

「16,000rpm……。レッドゾーン、到達……。こちら、チャンピオン号……」といった静けさが、オレはすごく好きだ。

何言ってるか分かんないと思うが、いいのいいの。

もっとも好きなのは、街中で常用する4,000〜6,000rpmあたりだ。聞こえてくるのは「ヒイイイィィィィン」という軽〜いメカニカルノイズばかりで、これがまた戦闘機のターボファンエンジンでクルージングしてるみたいで最高に気持ちいい。あまりにスムーズ、あまりにフラット。本当に何か爆発してるんですか? 本当にコレ内燃機関なんですか? と問いただしたくなる。

6速・50km/hでだいたい4,000rpm回っているが、そこからアクセルをガバ開けしキッチリとストッパーに当たるまで全開にしても、ほぼ何も起こらない。ヒュ、イ、イ、ィ、ィ、ィ、とか言いながら、上り坂なら少しず〜つ減速し、下り坂なら少しず〜つ加速する。自然の地形に応じたエコな加減速スタイルは、我が愛車サンバーに相通じるものがある。

本気で加速したければ、少なくともギアを8つはシフトダウンする必要があるだろう。あ、そんなにギアねぇや。まあ、3つは落とすんだろうな、と思う。今んとこそういう激しい走りをしておらず、全然ブン回していないから参考にならないが、244.7km走って10.04L給油。燃費は24.37250996016km/Lだった。

111001_143703
↑ナチュラルシャープなフォルム。ちっこめのサイズ感がかわいい。しかしホントにカウルがないな……。我ながら超意外……。

あとはナニ? 特にナニってことのないバイクで、ナニを語ればいいのさ。

ハンドリング? ニーゴーの割に前後ともタイヤが太いから、まるで太いタイヤの上にニーゴーの車体が乗っかってるみたいな感じだね(比喩になってない)。

フロント16インチの割に意外と切れ込み感がなくて、まずまずニュートラルだよ。前のCBR900RRの方が切れ込み感があったな。あ、いや、でも、コーナーに入っていく時は何だか常に前輪を意識させられるね。何となくこじってる感じがする。ネイキッドっぽくない。あ、ネイキッドじゃねえや。スーパースーパースーパースポーツライトエボルツィオーネ・MotoGPスペックだった。それなら前輪を意識するのも当然だ。そうだったそうだった。

ブレーキ? 効かない。って話をよく聞いたり読んだりしてて、実際に初期制動は甘いんだけど、握り込んでいけばジュン、ジュワーーーーッとちゃんと効くから大丈夫。フロントサスがやっこいから、これで初期からガンと効くパッドだとバランスが悪そう。しばらくはノーマルで様子見かな。

ポジション? シート高が異常に低い。オレは身長171cmでチン長短め足長めだけど、ステップに足を置くと膝がエラく曲がっちゃって、ママチャリに乗ってるみたいなヘンテコなポジションになる。足着きはベタベタにいい。猛烈に安心感は高いけど、スポーティとは言い難いな。信号待ちでもつい両足着いてままペッタラペッタラ漕ぎ出したりして、イマイチ緊張感がない。オプションでハイシートがあるみたいだから、考えてみよう。

なお、我がホーネットは、買った時には銘柄不明のメーターバイザーが装着されていたが、とりあえずネイキッド、じゃない、スーパースーパースーパースポーツライトエボルツィオーネ・MotoGPスペックの素の状態から始めたかったので、納車時に外してもらった。高速道路をバンバン走る時には装着してみるつもりだけど、せっかくだからしばらくはマッパ姿を楽しみたい。

しかしニーゴーいいよニーゴー。オレはホンダドリーム所沢で買ったんだけど、店先に並んでるCB400SFとか見ると「うおっ、すっげぇ! でけぇ! かっけぇ! いつか乗ってやるぜヨンヒャク!」と思っちゃうもんね。気分は完全に16歳だ。ここからまたバイクを長く楽しめそうで、すげぇうれしい。

気分的にはずいぶんリフレッシュされても、走ってみれば蓄積された経験はちゃんと生きてる。250だからってナメてかかるつもりはサラサラないんだけど、何つうのかな、じっくり味わえるってのかな。ホーネットはエンジンフィーリングこそ最高だけど、実質的にはちっとも速くない。でもその分、走りながら感じられるものも多いし、考えられる余地もたくさん残ってる。

そして大事なのは、オレのヘタクソさは相変わらずだってことだ。250のホーネットにしたからって、急にうまくなるわけじゃない。バイクの排気量が下がって気持ちに余裕は生まれるけど、だからって自分のスキルが上がるかっていうと、それはまったく別の話だ。あくまでも自分の問題なんだな、と思う。

むしろホーネットのように軽いバイクに乗ると、バイクそのものの安定性が低いから、自分でちゃんとバランスを取ってあげないといけない。例えばオレは発進の時にどうしてもフラついちゃうんだけど、ホーネットだとまったくごまかしが効かず、フラッフラでヘタクソさ剥き出しだ。

デカいバイクはでっしりどっぷりしてるから、ちがった、どっしりでっぷりしてるから、オレのダサさを補ってくれてたんだ。もっとていねいに、もっとちゃんと乗ってあげなくちゃなあ、と思う。

発進時のフラつきはほんの一例だ。ホーネットを走らせているとアレもダメ、コレもダメと自分のダメさがどんどん浮き彫りになる。悔しいけど楽しいし、「奥が深ぇなバイクはよう!」とますます面白くなる。自分で納得いく走りができるように、がんばろっと。

【ここで一句】
公道で バイクに乗ると 臭くなる
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排ガス、めちゃくちゃ臭ぇ。ここんとこサーキットばっかり走ってて、すっかり忘れてた。VFR1200Fは「ランチは300km先の高原ホテルで」とかいう小ジャレたコンセプトらしいが、300kmも走ったら臭くて臭くて、高原ホテルのお客さまにご迷惑がかかる。しかしバイクには、この排ガス臭をはるかに上回る素晴らしさがあることを、我々はァ、総力を結集しィ、アピールしていかなければならないのであァるッ! カチカチッにほんブログ村 バイクブログ バイク モータースポーツへ←力説して机を叩く代わりにこのボタンをクリックした音。

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コメント

やっぱり250は楽しいですよね~☆

でも、ホーネット250の中古ってぉ高いですよね。。(-"-;)

投稿: パーフェクト・アンバランス♂ | 2011.10.04 22:13

こんにちは。
ごうさんの文章を拝見して、

ニーゴーは回すモン。
回さなきゃニーゴーじゃない。

というのをうっすら感じたんですが、
そういう気分じゃない時っていうのが1年の中で少なからず何日かはあると思うんです。
それでもホーネットにまたがってしまえば、
ニーゴー最高!!
みたいな気分にごうさんはなっちゃうんでしょうか。

投稿: リョウたん | 2011.10.04 23:41

>パーフェクト・アンバランス♂さん
確かに高ぇ! 何度かホーネットを見に行って、そのたびに「高ぇ!」と断念してきました。しかし今回は突然「安い! 今だ!」と思っちゃったんですよね、別に安くなってたわけでもないのに。魔が差したとしか言いようがありませんが、バイクを買う時って、こういう意味不明な勢いがなきゃ無理だとも思います……。

投稿: ごう | 2011.10.04 23:54

>リョウたんさん
僕はよく回るエンジンが好きなので、ニーゴーの中でも4気筒のホーネットを選びましたが、「ニーゴーは回すモン」「回さなきゃニーゴーじゃない」と思ったことはないです。ニーゴーにもいろんなエンジンがあって、それぞれいろんな魅力や面白さ、楽しみ方がありますしね……。

今までに「回したくない気分」になったことはありませんが、かといってのべつまくなしブンブン回すわけでもありません。実際ホーネットも、今んとこ全然回してないんですよ。4000〜6000rpmの(ホーネットにしては)低回転域で定速走行し、「ヒュルリラーーーッ」というメカニカルノイズとともに妄想戦闘機乗り気分を味わって満足してます。

……というように、ホントは回るエンジンをあんまり回さず余裕っぽく走るのも好きだし、もちろん本来のポテンシャル通り思いっ切り引っ張るのも好き。いろいろです。

投稿: ごう | 2011.10.05 00:32

ホーネットふらつきますか?あれ?おかしいなぁ。
確かに大きなバイクは安定してますが。
私は2504気筒初経験はGS250FWですね(当たり前ですが)。
それに比べたらホーネットは速い!!
回るのが好きならバリウスとかも有ったのに、ホーネットですか。

投稿: ラピ雄 | 2011.10.05 12:40

ホーネットですか^^僕の250RRは18000回転までOKです。D16を超えているかもw

さて、僕も実はツーリングバイクをこっそりと、、、、(motoGPレポをUPしたばかりなので、そのうち紹介します^^)
ツーリング行っちゃいますか!
ライダーは紅葉とか見に行かないとダメなんでしょ?失格黒旗なんでしょ?

シャバ(公道)もイイですよね!

投稿: ジョン19 | 2011.10.05 19:44

>ラピ雄さん
んー、フラつくのはホーネットの問題じゃなくて、オレのヘタクソさの問題です。何に乗っても発進時にフラつくんですよねー。ちっこいバイクだと顕著に出ます。精進します。

バリオスもめっちゃ検討しましたよ! 実際、見に行ったし。でも何だかんだでホーネットになっちゃいました。

投稿: ごう | 2011.10.05 20:27

>ジョン19さん
マーーージーーーでーーー? 行く行く行こうよツーリング!! シャバもいいよシャバも。ブートキャンプもいいけど。

で、何をコソ買いしたのーっ!?

投稿: ごう | 2011.10.05 20:28

こんにちは~♪
先日Twitterでリプ飛ばしたホーネット乗りの者です

ついに買いましたかー
楽しいですよね ホーネット
僕には1台目のバイクなのでほかとの比較はできませんが、それでもすごく楽しいです!

そしてホーネットのことすごく良く書いていただいて
ほんとありがとうございます!笑

ところで6速・50km/hで3,800rpmとありましたが僕のホネは6速・50km/hで4,000rpm以上回るのですが……
おそらくイジってないのです。。。
ごうさんギヤ比イジりましたか??

投稿: 西なんとか | 2011.10.06 00:44

>西なんとかさん
いや〜っ、買っちゃいましたよマジで。ホントごまかしが効かないからいろいろ難しいけど、すんげー楽しいです。

そして6速・50km/hの件。気になったので再計測してみたところ、平地では40,000rpmじゃない、4,000rpmきっかりな感じでした(本文も訂正しました)。

ちょっと上ると4,000rpmをちょびっと上回り、ちょっと下るとちょびっと下回るといった様子で、トルクがない領域だけにビミョーです。でも、4,000rpm±針の太さぐらいの範疇で収まってました。

買ったままの状態で細かくチェックしてませんが、たぶんファイナルもノーマルのままだと思います。

投稿: ごう | 2011.10.06 14:07

ホーネットも当然サンバーに積んでいくのかと思ったのに…。
違うんだ…。

投稿: おねp | 2011.10.08 00:16

11月5日あたりにを計画しているんだ。黒六さんやらピエールやらも含めた5台前後。
よかったら、ユーもいっちゃおうp(^_^)q

中野選手あたり同伴でヨロ( ´ ▽ ` )ノ

投稿: ジョン19 | 2011.10.08 05:48

>おねpさん
はっはっは。納車の時はサンバーに積んで帰ろうかと思ったんですけどねー。目測&過去の経験上、積載にあたってミラーを外さないといけないと思われるんです。脳が逆ネジに対応できないので、めんどくさくて。

投稿: ごう | 2011.10.08 09:34

>ジョン19さん
いいねいいねー、それはいいけど、何を仕入れたのよ!?

投稿: ごう | 2011.10.08 09:35

回転数の件
わざわざありがとうございます^^

いずれにしてもホーネットくんは超高回転型ってことですね
高速での常用回転域は100,000……じゃなくて10,000rpm近くですもんね
おかげで今お尻が痛くて(笑

あらぶるエンジンでどんなにお尻の割れ目が深くなろうとも
バイクライフ楽しみます!

投稿: 西なんとか | 2011.10.10 00:39

いやーなつかしいです。
初めてのバイクだったんですよねー、バリオス。ホーネットとすごく悩んだんだけど、僕は「ヒイイイィィィィン」より「ガルガルガルルルルゥゥ!!」て方が好きだったんで。
おカネ貯めて中古で買った3日目に握りゴケしてタンクヘコましてヘコんでみたり、悔しかったから早朝の道路でフロントロックを試してみたり、夜中に芝生の上でリヤタイヤ滑らせる練習したり、高速で20,000回転まで引っ張ってみたり、そのくせ全然加速しなかったり、てのを思い出しました。
リヤタイヤをバタつかせながら必死の形相で峠道走ってたのが昨日のことのようです。あの頃ホントに楽しかったなー。ごうさんの記事読んで「ふんふん、中古は○万かー。…はっ!なに値段調べててんねん俺!」という自分がおります。
買ってしまいそうな自分が怖いです。

投稿: のぶ | 2011.10.10 01:56

>西なんとかさん
げーホーネットで高速走ってるとお尻の割れ目が深くなっちゃうのかー。……悪くない。悪くないな……(ニヤリ)。

投稿: ごう | 2011.10.10 11:43

>のぶさん
このブログのどっかにホーネットとバリオス2の比較インプレテキトー記事が乗ってて、バリオスの方が気に入ってるんですよね、オレ。

やーしかしいいなニーゴー。なんつうか笑える楽しさがありますよね。眉をしかめなくていいっつうか、肩の力が抜けまくるっつうか。

たぶん今乗っても何も変わらない楽しさが味わえると思いますよたぶん。人によるかもしれないけど、原初体験はやっぱりデカいですよ。

投稿: ごう | 2011.10.10 11:46

CBR250Rのインプレ以来です。

現行CBR250Rに乗ってます。実はあの後、バイク屋主催のマスツーリングに行く機会がありまして、我こそはと行ってみたのですが…

なんとまあ隼を初めとする大排気量車の速いこと速いこと!一方我がバイクは追い越しではもたつき上り坂では置いて行かれ…

何という屈辱。回してるんですよ!ギア落として!レッドまで!なのに追いつけない。私はフルスロットルなのに対し、相手は一ひねりです。許せん。

そんな思いをした後、ヘルメットを買いにバイク屋へ赴いてみたら。あるじゃないですか、CBRが。しかも我がバイクとは違う、色あせた、古い車両独特のボディーを纏ったバイク。それはCBR250RR。私が生まれた89年式のバイクでした。

店長にすぐ話をしました。これはいつ入荷したのですか、何馬力ですか、おいくら万円ですか…。

リアサスが沈み込み過ぎることが気になりましたが、今ののニーゴーに乗っている私はかつてのニーゴーのフォルムや設計思想に完全にあこがれてしまいました。

僕の前のお客さんとの話が一区切りしたせいか、店長も乗り気で僕の話を聞いてくれました。そして話してくれました。当時の時代背景とバイクメーカーのせめぎ合いを。なぜ低排気量がメインマーケットだったか、当時ご自身が買ったバイク雑誌を僕に見せてくれながら熱心に語ってくれました。

とても楽しい時間を過ごせました。ヘルメットを買いに行っただけなのに、気づけば2時間たっていました…

そのCBR250RRは48馬力だそうです。私のCBRは27馬力です。同じ250ccなのにこの違いは何なんでしょう。どうしてこう、高回転ってのは憧れちゃうんでしょう。
「このバイクに乗り換えれば、隼やデュークやドカティに乗ったオッサンたちに追いつけますか?」と聞くとバイク屋の店長は「あのバイクたちに追いつきたかったら素直に大排気量のバイクを買った方がいいよ」とおっしゃいました。

今はCBR600RRを目指して蓄えています。いつか私を華麗に置いていったオッサン達を華麗に追い抜かす日を夢見ながら。

投稿: よっちゃん | 2011.10.10 23:57

>よっちゃんさん
「誰かを追い抜くため」がバイクに乗るための強い動機になっているのなら、もう一度だけ考えてみてね。

他との比較はキリがありません。CBR250RRを買ったところで、特定のコーナーではビッグバイク軍団より速いかもしれないけど、ちょっとした直線でブッちぎられて終わりです。「じゃあ」とCBR600RRを買ったとしても、誰にも抜かれないワケじゃない。世界最速の呼び名が高い隼を買ったとしても、同じ隼に乗る誰かにブチ抜かれるかもしれない。他との比較は本当にキリがありません。

舞台がサーキットで、よっちゃんさんがレースでの勝利をめざしているのなら、話は別です。今すぐ最新鋭のスーパースポーツに乗り換えた方がいいと思う。でも、公道での話なら、オレはCBR250Rでも十分だと思います。本当に、気の持ちようでいくらでも楽しめるはず。

そりゃあCBRは27psで、アクセルを開けてもビッグバイクほどは加速しない。でも、それならそれで、世界一上手に、優しく、ていねいに、CBR250Rを扱ってみたらどうかと思うのです。そのつもりで乗って得たものは、確実によっちゃんさんのポテンシャルを高め、命を守ります。

もちろん、ビッグバイクに憧れを持つのはとてもステキなことだし、「いつかあのバイクに乗ってやる!」と頑張ることは、たぶん人生全般にとってプラスになる。だからCBR600RRへの買い換え、基本的には「いいね!」と思います。でも、「いつかオッサンをブチ抜く」ことが動機なら、世界一のCBR250Rの使い手になってからでも遅くないんじゃないかと。

乗っているバイクで勝負するのではなく、乗り手で勝負してほしいんです。そして何よりも、他との比較でせっかく買ったバイクが色褪せてしまうのはとても寂しい。まずはCBR250Rをとことんかわいがってあげてほしいな、と思います。

……と言いつつ。

オレを含めレーサーレプリカ全盛期をくぐってきた人間は、バカ速くて刺激的で魅力的なバイクにたくさん触れてきました。だから最初に言ったように、居心地の悪い感じもある。でもあの時代は、たくさんの問題が起き、たくさんの軋轢を生み、バイクの社会的な地位をかなり落としてしまったのも事実なんです。

20数年の時を経て、今、その負債の支払いがようやく終わりつつある。世の中のバイクを見る目は、少しずついい方向に変わってきている実感がある。けれど、伊豆スカイラインの通行止め関連の動きじゃないけど、やっぱりあの時代と同じ轍を踏みつつあるようにも見えます。

熱かった時代をなぞることが必ずしも正しいとは、オレは思いません。時代は大きく変わっています。当時を懐かしむ人たちの話はとても魅力的に響くでしょうが、今を生き、これからを担う22歳(かな?)のよっちゃんさんには、ぜひ今の時代にふさわしいバイクライフスタイルを見つけてほしいと思います。

なんつって、悔しいもんだよね〜。分かる分かる。分かります。だけどさー、CBR250Rに乗っててハヤブサに抜かれるのは、当たり前ですよ。っていうか公道なんだから、抜く・抜かれるじゃない別の要素で楽しんでほしいなぁ……。速さ以外でCBR250Rが勝てる部分も、きっとあるはずですよ。

投稿: ごう | 2011.10.11 22:00

どうも、こないだ『初めての君に勧めるバイク』でコメさせてもらったREDsです。

ごうサンのブログ見せてもらっててバイクに乗りたくなってきて&実益をかねてアシ代わりの小っこいバイクを手に入れました。
125ccのスクーターで、ウンコみたいに遅いヤツです。

しかし、バイクでスポーツするのが好きだった人ってやっぱ公道で乗るのに相当自制心が必要だと感じてます。

ウンコスクーターで通勤中なのに、気がついたらブレーキなしスロットルオフだけで曲がれるラインを探してたり、パーシャルから満開にするタイミングを昨日より、一昨日より少しずつ早めてみたり。遅刻しそうなわけでもないのに。

そのうちちょっとしたイレギュラーでひっくり返りそうですが、小排気量車特有の、なるべく速度を殺さない乗り方の模索って楽しいすね。

最近は、『俺、このウンコスクーター限定ならコークスクリューの区間タイム、世界で10本の指に入るんちゃうやろか?』って思ってます。
実際はチャリンコにのったバハ.ショバートに負けるんでしょうけど。

お互い良い小排気量ライフを!

投稿: REDs | 2011.10.12 10:34

>REDsさん
えーーーーっ!? オレのウンコは早いッスよ!?

は、ともかく。いいッスねウンコスクーター。マフラーからピロピロ〜ンってトイレットペーパーなびかせて走るんでしょう? で、なーんか知らないけど周囲のドライバーやライダーが眉しかめたり鼻つまんだりしてんの。最高。

は、ともかく。ウンコスクーターでもいろいろ発見があったり自分なりの進歩があったりして、ぜってー楽しいッスよね。

でも、どんなウンコスクーターでも限界の追求はヤバイです。もうすでに確実にウンコスクーター@コークスクリューでは世界最速ですから、ひっくり返らない程度の範疇で楽しんでくださいねー。

オレもホーネットでスパ・フランコルシャンのオールージュを走った場合は間違いなく世界最速ですが、地元・名栗/奥多摩近辺では最遅でいいから気を付けよう…と、心がけてます。

投稿: ごう | 2011.10.12 18:53

今日ダートに突っ込みました。北海道の広々とした国道に辟易としていたのです。

なんとまあ楽しいことでしょう!互いに違う方向に行こうとする前輪と後輪。轍に吹っ飛ばされる車体。それをなんとかバランスを取ろうとするのが楽くてたまらないのです。

ダートを走ると農道に出ました。左右どちらを見渡しても牧場と牛しか見えない道です。本州出身の私は「北海道だー!」などと意味不明な言葉を叫びながらトコトコ走っていました。
すると見つかるんですね。景色が一瞬絶景になる位置が。「おおっ!さっきのあの位置でお茶を飲みながら一服するとサイコーに違いない!」とすぐさまフルブレーキ、Uターン。

一服している間にも、車は一台も通りませんでした。さすが北海道。

お言葉をいただいた通り、私は全然このCBR250Rを手放す気はありません。この間と矛盾しますが。(笑)

「うおーっ、もっと加速を!」と思う場面もありますが、今日みたいなのんびりと解放された走りを楽しめるのは、軽く、リラックスして乗れ、オサイフに優しいこのバイクの特性だと実感しました。

今年の霜が降りる時期が遅れることを願いつつ、もっともっとバイクを楽しもうと思います。

CBR600RRはいつか、いつか、ね。

投稿: よっちゃん | 2011.10.14 00:41

>よっちゃんさん
北海道、いいな〜。もうだいぶ前に1週間ぐらいロケで北海道に行って、アスパラの炭火焼きとか、牛肉寿司とか、なんかもう旨いモノをたらふく食ったのを思い出します。

その後も何度か行ってるけど、全部仕事で足早にササッと。テキトーに思い付くままにダートに突っ込んでみたりしたら、すげー楽しいでしょうね。

あー、TS125Rとかセローもあったんだよなー。手元に残しておけばよかったかな…!

投稿: ごう | 2011.10.14 18:23

ごうさん初めまして!
いつも楽しく記事を読ませていただいております。

当方09 YZF-R1に乗っています。
この度トランポとしてサンバーを買おうと思っているんですが、サンバーバンというカテゴリーでディアスとトランスポーターという種類があると思いますが、ディアスでもトランスポーターでもR1はのるでしょうか?
いまいちこの違いがわからず悩んでいます。

投稿: つんつん | 2011.10.17 21:58

>つんつんさん
いや〜ッ、サンバー最高ですよ!(ただしMT限定)サンバーバンなら、ディアスでもトランスポーターでも、R1なら乗ると思います。

今オレが所有しているのはその名もトランポ・トランスポーターで、縁あって09R1は何度も積んでます。かつてはディアスも持ってたことがあり、主にR6を積んでましたが、荷室内に張り出してたハイマウントストップランプが邪魔で、とっぱらってました。あとは無加工です。

オレの積み方だと、バイクの前輪をフロントシートの間に突っ込みます。そこにはサイドブレーキ&ドリンクホルダーがあり、メキメキ言って若干変形してますが、気にしてません。そこの部分、ディアスがどうなってるかは分かりません(ATとMTでも違うかも)。

カンタンに言っちゃえばディアスは豪華版。リヤシートがセパレートなのがカッコいいですが、何かと汚れや傷みが気になります。トランスポーターはスパルタン質実剛健仕様。リヤシートは男のベンチ式。細かいことが気にならないメリットがある一方、完全に業者感が漂います。そこがいい!

うーむサンバーの話は止まらなくなるぞ。だって大好きなんだもーん。その他何かご質問があれば、いつでもどうぞ!

投稿: ごう | 2011.10.17 22:23

先日いただいたコメントを読んで、また良く考えました。そして調べました。

CBR600RRってすげー速いんですね。そしてすげー軽いんですね。僕のCBRとは違うのですね。(笑)

「おめぇにはまだ早い!」と言って頂けてとてもありがたいです。もっと腕を磨きに磨きます。その前に道が凍ってしまいますが…

春よ…

投稿: よっちゃん | 2011.10.18 00:09

>よっちゃんさん
すげー速いですよ、600RR。「おめーにはまだ早い!」かどうかは分かんないですけど(よっちゃんさんベラボーに早速い人かもしれないし)、じっくりと250Rと向き合ってからでも遅くないと思いますよー。

長くてめんどくさい、でも楽しい人生を、バイクで削ることのないように、お気を付けて。

投稿: ごう | 2011.10.19 21:34

ごうさんはじめまして。
現在16歳、あっ、はい高2です。
今現在Ape50に乗っていてだいぶしばき倒しています。
楽しかったなぁ、納車日はバイク屋さんの人を走り回させて発進やギアチェンジの練習したっけか。

ところで!


新型CBR250Rを購入予定で色々調べていたらごうさんのインプレを見つけ、"乗りたい"とさらに思いました!

昔からバイクに乗っていた人は新型ほど馬力が下がり、ヨワヨワ化していく現状を受け入れられないのか、または別の理由があるのか。
新型CBR250Rについて批判的な意見ばかり見られます。
まだまだ自分はバイク歴半年の未熟者ですが、バイクに対する愛情は誰にも負けないと強く思っています。
自分はどんなバイクにも、いい所だって悪い所だってあると思うんです。人間だって同じです。バイクは素直な時もあるし、たまに機嫌悪い日もあるし……。
それがバイクだと思うんです。
自分にはCBR250Rの全てがいい所にしか見えないんです。


それはまるで初恋のように。
女性をみるかのように。

自分は間違っているのでしょうか。

友人にいつも自分のバイクを相棒と言うと馬鹿にされます。
たしかにキモイかなぁ…。
バイク好きすぎて二輪の整備

投稿: とむ | 2011.10.20 00:39

>とむさん
キターッ、ティーンエージャー! 何だか胸騒ぎがして眠れずに、ウォークマン(カセットテープね)で佐野元春の「SOMEDAY」を聴きながら夜通し自転車で走り、空が白んでくるのを眺めていたあの日を思い出します。大事な時期です。思いっ切り怠惰に、だらけて過ごしてください。いいかげんな時間の中で、必ず何かをつかんでいるはず。

新型CBR250R、全然何も悪くないですよ。昔の「CBR250RR」のイメージが忘れられない一部のマニアックな人たちが声高に騒いでいるだけです。まったく気にする必要はありません。

何かを経験した人は、自分の経験からなかなか逃れられません。自分の経験をよりどころに物事を判断するのだから、仕方がないことです。でも、それは他人の経験で、とむさんの経験じゃない。今、ピカピカの目を持っているとむさんは、その目を信じていい。ピカピカの心を持っているとむさんは、その心の声だけを聞いていればいいんです。

恋に正しいも間違いもなくて、とむさんの恋はとむさんの恋。誰かのことを好きになるのに、他の誰かの意見の振り回される必要はまったくないでしょう? 振り回されるとしたら、それはその程度の恋ってこと。

バイクを相棒と言って何が悪い? バイクは相棒ですよ。口に出すかどうかは別として、テーッとバイクで走っている時、誰もが「コイツぅ……」という仲間意識や愛着を感じているはずです。でなければ、こんなめんどくせー乗り物にあえて乗るわけがない。

好きすぎるものを持てることは、とても幸せなことです。全然キモくない。バイクに直接的に関連する仕事に就かなくても、何かをすごく好きになれる情熱は、とむさんの人生を気持ちよく加速する。すごくいいことだと思う。

多感な年頃だから、他人の意見が気になると思います。でも、とむさんの人生を最初から最後まで見届けるのは、とむさんです。他人の意見に耳を傾けるオープンさはとても大事だけれど、最後は自分の決断です。

頑張って自分を信じろ、とむ! 何ひとつ間違えてねーからな!!

投稿: ごう | 2011.10.20 06:00

いつも楽しく拝見させて頂いてます。

私事ですが最近スーパーカブ110を買いまして、小排気量の極みへ行き着いた感があります。

大きなバイクから段々と小さくなってきてしまいましたが、ここから先のバイク人生(スケールアップしていくかどうかはわかりませんが)楽しみです。今はスーパーカブが楽しいバイクという事にびっくりしています。懐も楽ちんです。

気分的なリフレッシュに共感しまして書き込みさせて頂きました。

投稿: ケロ | 2011.10.25 15:23

>ケロさん
いやいやいやいや、榛名モータースポーツランドにおいでください。DR-Z50/70で走り回りながらヒーヒーと喜んでる奇特なオトナがたくさんいますから。小排気量ワールド、まだまだ下には下がありますぜ!

スーパーカブ110、いいですね! なんつーか身の丈サイズって感じで。何しろタイヤふたつ、エンジンひとつなら排気量の大小やお値段に関わらず面白ぇのがバイクですから。

この記事の後にも何度かホーネットに乗ってますが、「おっせぇ〜!」とか言いながら超気に入ってます。

投稿: ごう | 2011.10.25 22:34

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