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joseさんへの返信 〜二輪誌のあり方についての私考〜

読んでくれる人の数の割に極端にコメントが少ないことで世界的に有名なオレのブログだが、ありがたいことに、ごくたま〜にコメントが付くこともある。

前回書いた記事に対して、今まさにMotoGPが開催されているスペインからコメントをいただいた。joseさんってことは、ホセさんってことで、これはもう絶対にスペインの方に違いないのだ。

そこには、こう書かれていた。

「2輪誌業界がレッテル貼って、一部のライダーにはそれが浸透、
大多数の世間には何も伝わっていない、
と感じています」

そうなんスよ! オレはハタと膝を打ってビヨーンと足が跳ね上がった。脚気ではないらしい。よかった……。

よかったついでに、ホセさんのコメントに返信を書き始めたところ、またしても長くなってしまった。ちっこいコメント欄で長文を読んでいただくのは大変申し訳ない。そこでコッチに載せちまえ、というわけである。コメントから、ブログ本記事へ。フレッシュマンライセンスから国内ライセンスに昇格したような微妙さである。

ダラダラした長文も多少読みやすいのではないかと、何となくツイッター仕込みの一段落140文字以下のリズムで書き連ねてみる。基本的には、joseさんへの返信だ。いただいたコメントを読み違えているかもしれないけど、許してください。

>joseさん

オレは、「バイクって、すげー面白ぇんだよ」「いいものなんだぜ〜」「レースって素晴らしい!」ってことを、ひとりでも多くの人に知ってもらいたい、といつも思っています。

バイクに乗っている人には、「ほほう、そんな側面もあったのか。オレ、もっとバイクに乗ろうっと」と思ってほしい。乗っていない人には、「へえ、バイクってそういう乗り物なんだ。乗ってみよっかな」と思ってほしい。「自分が好きなものを、みんなにも好きになってもらいたい」っていう、ガキみたいな気持ちなんですが。

でも、オレが知っている限りでは現在の二輪誌業界は非常に内向きで、今の読者をどう維持するかで精一杯。企画を考えるにあたっても「ウチの読者は……」という言葉がよく聞かれ、「ソトの読者=これから読者になってくれる人」の開発にまで意識が至っていないように感じます。

二輪誌業界史をひもといてみると(大げさ)、バイク乗りはすでにそこにいて、その人たちに向けた情報発信が主体だったのだと思います。しかしバイク乗りが減りつつある今となっては、少ないパイの食い合いに近い状況になる。

だからjoseさんが感じておられるように、バイク乗りを狭く細かくカテゴリー分けし「レッテル貼り」するんです(ちょっとjoseさんの意図するところと違うかも)。そして「じゃあ私ンとこではこのジャンルの方たちを」「それではワタクシどもはこちらの方たちを」と、それぞれに向けた雑誌を作る。

つまり雑誌の側が読者を絞り込んで、その人たちを満足させるための誌面作りを展開するわけです。その手法はビジネスとしては手堅い。また、読者像が明確なだけに、クライアントにも説得力があり、無駄のない広告出稿ができるというメリットもあります。

もちろん、雑誌として大切なことだとも思います。何しろ専門誌ですから、コアな方たち向けの情報の掲載も重要でしょう。「二輪誌編集者たるもの、読者を凌駕する知識を持て」という考え方の人もいます。個人的には、ディープな情報ほどインターネットと勝負するのは難しい気もしていますが……。

でも、「ライダーを創る」誌面作りをしたことが、あまりないのではないかと。あ、タンデムスタイルはそういう意図が強く感じられますね。モトナビもそうかな。オッシャレ〜でスタイリーッシュなカッコよさと、有名人の有効な露出で、「オッ」と思わせてくれます。

だけどオシャレすぎてさ〜。ファッションアイテムとしてバイクを見るというセンスが、オレにはない。カフェ行かねぇし。コンビニの駐車場でベタ座りしてサンドイッチ食えりゃ十分だから。カフェ行く金があるならガソリン代に回したい。……貧乏臭ぇな……。

とにかくオレは、ひとりでもいいから「健全なフツーのライダー」を増やしたい。前にほんのちょっとだけ書きましたが、バイクに乗ることは、ただバイクに乗ること以上に得るものがたくさんある。そして、今の多くの日本人のメンタリティに足りない何かを授けてくれると確信しているからです。

一方で、バイクは信じられないほどリスキーな乗り物でもあります。6年前、サーキットを走り始めた時に、ツーリングライダーだった友人を「うるせーてめー行くぞ!」と強引に誘ったんですが、筑波サーキットのダンロップコーナーで吹っ飛びました。幸い体は無事でしたが、バイクは大破しました。

若かった彼は「自分の意思で決めたことだし、全然問題ないスよははは(涙目)」と笑っていました。家まで送り届けましたが、幸い彼のお母さんも「うん、体が無事ならいい。それよりアンタ、いい顔してるよ。楽しかったんでしょ。誘ってもらってよかったじゃない」と肝っ玉の据わった人でした。

結局責められることはまったくありませんでしたが、視線の端で彼がすっ転がっていくのを見た時、オレは「ひょえー」と思いました。自分がコケるのよりよほど怖かった。自分が誘ったサーキット走行で、友人が大変なことになるかもしれない……。マジでビビりました。

ノリックを始めとしたたくさんのレーシングライダーや、知人友人たちがオレの前から消えていったことも、ふだん意識しないようにしているけれど、まったく無影響とは言えません。かなり強く、人様においそれとバイクを勧めるもんじゃねぇ、と思っているところがあります。

バイク雑誌でたくさん仕事をさせてもらっているし、こうしてブログでバイクやサーキット走行、レースのことを書いていますが、オレは(ほぼ)一度も「バイクに乗ろう!」「サーキットに行こう!」といざなったことはありません。とてもじゃねぇけど言えねぇな、というのが本音です。

その一方で、ライダーをひとりでも増やしたいという思いが、日々強まっている。バイクに乗れば本当に多くのものが得られるし、レースに至ってはその密度・濃度はハンパありません。なのに何でいつまでもマイナー感に満ち、しみったれた話ばっかり聞かなくちゃいけないんだ、と残念で悔しくてならない。

そんな中で今の自分にできることと言えば、せいぜいブログで「へへーんだ! オレは楽しんじゃってるもんね〜」と書き散らし、「な〜んか楽しそうだなあ」「バイクっていいもんらしいなあ」と思う人がひとりでも増えることを願う。それぐらいでした。

だけど、「なんかショッペエな」と。オレ自身、いつの間にか根性がしみったれてやがるのかな、と。「どうせバイクなんて」という思いがないとは直ちに言い切れない的事象なわけです(枝野官房長官風)。

そこへ来て、joseさんの言葉です。「大多数の世間には何も伝わっていない」。ズガガガーン!ズガビロバーン! 本当にその通りだと思います。大多数の世間。素晴らしいです。オレはまさに、そこをどうにかしたいんですよ。

すでにバイクに乗ってる人たちは、申し訳ないけど放っておいても乗ってます(もちろん「バイク愛」強化の方策は必要です)。でも今乗っていない人は、バイクに乗るとどんな世界が待ってるのか、何が楽しいのか、何がいいのか、バイク乗りは何を喜んでいるのか、全然分からない。

「どこで、いくらで免許が取れる」とか「保険料がいくらか」とか「ショップがどこにあるのか」という具体的な情報も必要でしょう。でもそれは、どっちかっつうと後の話です。もっと大切なのは、とにかく「うおお、バイクかっけえ!」とか「バイク乗ってみてぇ!」と思ってもらうことじゃねーかと。

二輪誌は、本屋さんという不特定多数の人々がウロウロしているパブリックな場で、二輪業界の広告塔として機能できます。表紙の作り方を含めて、「おっ、バイクって面白そうだな。乗ってみっか」と誰かにちょっとでも思ってもらうために、できることはまだまだたくさんあるような気がします。

と言いつつ、オレはひとりの無力なフリーライターです。限界はものすごく低く、正直、大したことはできていません。思いをかたちにするには、自分で新しい雑誌を立ち上げるか、今ある雑誌にもっと深く入り込むか、どっかの雑誌をブン取るかしなく、いずれも現実的には困難と思われます。

つまり結局は、やるべき仕事を粛々とやるしかないのですが、そういった仕事の中では収まり切れず、溢れてしまう思いがある。それがこのブログのモチベーションになっているわけですが、いつまでもこれでいいのかよホントによう。ジクジク。忸怩。

やべえ、堂々巡りになってきた。

でも、こんな場末のブログでさえ、CBR250Rのインプレ記事にコメントをくださったオサーンさんのように「カムバックしてみようかって思った」と言ってくれたり、こっそりと「サーキット走ってみようと思ってます」「レースの楽しさが分かってきました」みたいなメールをくださる人がいたりします。

さらに言えば、このブログを読んでサンバーを買った人が、知ってるだけで4人ぐらいいます。スバルから報奨金をいただきたい。ここはハッキリしときましょう。スバルよ、私の望みは、報奨金です。

そういう生っぽい反応をいただくと、「あ〜、伝わるものなんだなあ」としみじみ思うわけです。そして、「あ〜、伝わるものなんだ」という実感は、ものすごく強固な支えになります。その支えを基盤にして、何かできねーかと思ってるんですが、忸怩忸怩。

きっと、二輪誌作りに携わっている人たちは(含オレ)、それぞれ「少しでも状況をよくしたい」という思いを胸に抱いているはず。そして努力している、と信じています。でも、joseさんの言うように、「大多数の世間には何も伝わっていない」のではないか、という危惧もあります。

バイクユーザー減少の原因がすべて二輪誌にある、とは思いませんが、「じゃあアンタたち増やすために何かできてんの?」と問われれば、まったく自信がない。内側を向いて、すでにバイクに乗っていたり、知っていたりする人向けに何かをした方が、確信の中で仕事ができますからね……。

でも、日々の雑誌作りへの思いの中に、今よりもう少しだけ「より多くの人に」「バイクに乗っていない人に届く何かを」「レースを知らない人に届く何かを」といったエッセンスを込めるだけでも、joseさんのおっしゃる「何も伝わっていない」状況が、ちょっとずつ変わってい……かないかなあ。

おわり。ホセ・メンドーサさん、少しは回答になっていますか……? あ、ホセ・メンドーサはスペイン人じゃなくてメキシコ人だったけどまぁいいですよねハハハ。

今度乗るアメリカンは、XVS950AXV1900CU、そしてXV1300CAだ。950と1900は以前乗ったのにインプレ書いてなかった。「バイクを味わう」って感性がなかったんだよね。バイクはしばき倒すものだと思ってたから。よし、今回はもう少し金髪ボインをしばき倒してみるか。違った。金髪ボインを噛みしめてみっか。違った、けどまぁいいや。……こんなの読まされてもなおアナタはついにほんブログ村 バイクブログ バイク モータースポーツへ←コレをクリックすんのか!!

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コメント

数ヶ月前にこのブログを発見し、以来ほぼ毎日拝見させていただいております。

今回の記事の内容は、二輪雑誌業界に限らずマイナーなスポーツを愛する者にとって共通する課題のように感じられ、非常に興味深く読ませていただきました。

剛さんのように情報を発信する側の人間としては、解決のためのアプローチが色々ありそうです。しかし、私のような一般人は「とにかくバイクをバカみたいに楽しんで、決して二輪に興味のない人に対し敷居を作らないこと」くらいしかできません。

私はこれからも強要せず、内輪だけで盛り上がることなく、バイクを楽しみたいと思います。

剛さんが二輪雑誌業界の現状をどのように変えていかれるのかを楽しみに、これからもブログを読ませていただきます!!

投稿: 二子玉 | 2011.04.03 00:04

こ難しく考えすぎだと思います。

『栄光に近道なし』

Keep Go ing!

投稿: Jo14hn | 2011.04.03 11:42

>二子玉さん
二子玉さんのようなバイク乗りが増えることも、すごく大切ですよね……。しかし、こんないい加減な更新頻度のブログにほぼ毎日とは……。ありがとうございます。大学生の時、紀伊半島にキャンプに向かいがてらいきなり二子玉の東急ハンズでダラダラ過ごし都内脱出が遅れたことを思い出しました。いい加減な旅だったなあ。今もあるのかな、二子玉ハンズ。

投稿: ごう | 2011.04.03 12:26

>Jo14hnさん
ありがとう、リアルレーサー! コ難しく考えたい時もあるから、許して。栄光も近道も探してない。そんなのがあるのかどうかすら分からないよ。ただ、もうちょっと面白くなんねーかなってだけなんだ……。

投稿: ごう | 2011.04.03 12:36

ジャポネーゼで、申し訳ない気持ちでいっぱいです(w
こんな記事にまでしていただいて・・・。

私、アホなんでバイクの競技はたいていなんでも好きなんですね。
昨年、ようやく予定が合致して、初めて世界トライアル見れました。
あれ一般人のリアクションがイイですねー。
あとは、エクストリームや、FMXね。
一般人が知ってるバイクの動きじゃないというのが、キモなのかな、と思います。

確かに、MotoGPのモテギの下りとか、ありえないスピードでハヤっ!てバイク乗ってる人間でも思うんですが、乗ってない人にあの速さが感覚的には伝わりにくい。
直後の90度コーナーの恐怖感も。
つまりは、すごさが判りにくい。
でも、バイクが垂直の壁ぴょーんて、すげー!!・・・とか。

>「ライダーを創る」誌面作り
そうそう、それですよね、
それが難しいのだとは思いますけど。

霧島ローランドさんがバイクにまたがってる様子は、もちろんカッコいいんですけど、自分の足元を見てがっかりしますね、みじけー!みたいな。
でも、方向性としては、モトナビはいい方向だなーと思ってます、ちょっと御ハイソ過ぎるけど。

返信ながっ・・・すみません、私も日本における2輪業界全般を憂いてる人間なモンで

投稿: jose | 2011.04.03 17:39

>Jose Mendozaさん
オレもトライアルやFMXやエクストリームが大好きですよ。それこそアホみたいに「ひーはー!」と叫びまくります。それに比べてロードレースのスゴさは、確かにすげー分かりにくいですよね。

オレも、自分でサーキットを走ってみて、ようやく分かってきた……かなあ……。音とかスピードやダイナミックさに惑わされがちだけど、ものっすごい繊細な世界。実は結構シブい(トライアルやFMXやエクストリームも根っこは同じかな)。

でも、人間のやってることですから、誰にも分かんないなんてことは絶対ない、と思いたいんです。「みんなに分かる面白さ」として噛み砕くことも、きっとできるんじゃねーかと。

基本的には、バイクってバカみたいなモンだと思ってるんです。MotoGPなんて壮大なるオトナの遊びでしょう。もっともっと魅力的に面白く感じてもらえるはずなんですよねー。むー。

投稿: ごう | 2011.04.04 00:14

よく見に来ていますが、初コメントです。
初めてのバイクを購入しました。
それを後押ししてくれたのはこのブログです。
本当に楽しそうな記事を見てると、こっちまで楽しくなります。
ブログに書き連ねているだけ・・・なんておっしゃっていましたが、そんなことないです。しっかり心動かされてしまいましたから(笑
これからも、二輪の魅力を存分に振り撒きまくってください!

投稿: J-son | 2011.04.04 01:05

>J-sonさん
ま じ で す か ! ?
このブログを読んで発売区!? 違った。初バイク!? ちなみにどちらのメーカーで? さっそく報奨き……。はともかく、お願いですから気を付けて。ヘタクソでも遅くてもいいじゃないですか(←断定的物言い)。無事に帰り着くこと。ただそれだけが、すべてのバイク乗りに等しく与えられる名誉です。

投稿: ごう | 2011.04.04 11:43

私がバイクの何が良いと聞かれた時にはいつも、その場の匂いがするのが良いと答えています。
もちろん、それだけではないのですが、車で窓を開けていても、なかなか感じることができないのが匂いなんですよ。

長野方面にツーリングで走っていたとき、塩尻でフッとブドウの匂いがしてきたのが、それに気がついたきっかけです。

海の近くでは海の、温泉の近くでは温泉の匂い、植物や廃墟の埃臭さまでは、ウチの車ではなかなか感じないのですよねぇ。

オープンカーならそれもあるのかも・・・。

投稿: jose | 2011.04.04 21:39

あれあれ、なんか呼ばれたような気がしたよ。
CBRはまだ買ってないんだ、ごめんよ。
予算を確保中なんだ。こんな時期だからね、なかなかポンと40万使えないんだ。でも買うよ。
SOXで買うか桜井ホンダで買うか悩んでるよ。江古田だからさ、SOXの方が近いんだよね。あ、関係ない話だね。

投稿: オサーン | 2011.04.04 22:15

>joseさん
ちょうどさっき、バイク乗りへのインタビュー記事を書き終えたんですが。バイクの何が魅力なのか聞いた時に、「草刈りをしていれば草の匂いがする。夏になれば虫の匂いがする。景色と一体になってるんですよね」という答えをもらいました。

残念ながら文字数の都合でカットしたんですけど、バイクの魅力のひとつですよね。オープンカーも乗ったことがあるけど、やっぱりハコに包まれてるのと、バイクとでは大きく違うもんです。

投稿: ごう | 2011.04.04 23:21

>オサーンさん
いえいえ、実際にすぐ買わなくても、「カムバックしてみようかな」って思ってもらえただけでもスゲーことですよ。

江古田! オレ小学生の頃はしょっちゅう江古田駅前のゲーセンと観賞魚屋さんにチャリンコで通ってたんですよ。観賞魚屋は中にちっさい釣り堀があって、全然釣れねーからアッタマ来るんだけどまた行く、みたいな。

投稿: ごう | 2011.04.04 23:27

 10代のころ、バイクに全く興味が無く、20過ぎてから免許取った遅咲きのライダーです。
 以前の私のことを思い出すと、バイクって露出度が決定的に不足してますよ。たとえ、80年代のバイクブームのころでさえ、四輪と比べれば、吹けば飛ぶほどの台数しか道路を走ってない。バイクに興味のない一般人が、「ああ、バイクだ」と思う機会など、ゼロに等しいんです。バイクのことに気がつかなければ、興味の持ちようがありません。
 実際、かつての私も四輪の免許を取り、夏の北海道を旅して初めて、「ああ、世の中にはこんなにバイクがいるんだ。」と思ったほどです。実際、あの頃の夏の北海道はどこに行ってもバイク、バイクでしたよね。四輪なんぞに乗ってる自分が馬鹿に見えてきたほどです。
 ところで、最近、ドカのモンスターを雑誌で見かけて「なんて美しいバイク!」と思って、免許を取る中年初心者ライダーを何人も見かけます。ほとんどの人は、それまでバイクには全く興味が無く、バイクとは無縁の生活をしてきた人たちです。ドカのミーティングとかに出ると、私のような「ドカっつったらカウル付だろっ!何が、もんすたぁ~だ!あんなのドカじゃねぇ!」なんて言ってる古い人間は少数派で、今やモンスターこそがDucatiの中心車種という勢いです。
 モンスターの例と、私の昔の記憶から言える事は、バイクの楽しさを伝える、なんて肩に力を入れる必要はありません。そんなことよりもバイクの露出度を増やす。バイクを知らない人の目に止まる場所にバイクを持ちだす。それこそが重要なのだと思います。そうすれば、その中の何パーセントかは、必ずバイクに乗りだすはずです。かつての自分や、今、モンスターを購入している人がそうであるように。

投稿: M1750 | 2011.04.05 20:59

うぉ・・・なんかいい感じで盛り上がってて茶化しにくい(笑)

たぶんゴウさんと同じように考えている業界の人もいるはずですよね。
でも上手く行かないんだろうなぁ・・・・と思う。

おそらくどの業界でもそんな不完全燃焼な感じはありますよ。
俺の本業?の業界内もそんな感じです。
毎日煮え切らない中で仕事しながら少しでもよくするために頑張ってはいますけどね。


今度さトミン来ない?(唐突?)

投稿: しの | 2011.04.06 00:02

>M1750さん
示唆深い経験談を教えていただいて、ありがとうございます! 実車が人の目に触れることは本当に大事ですよね。バイクは、数少ないがゆえに良くも悪くも目立つので、いつも見られてるという意識を持って乗るようにしてます。ささやかだけど大事な「露出」のうちかなと。

誌面ビジュアルのインパクトも大事ですよね〜。編集業務の中でも、いつも心がけています。モンスターを買わせるだけのパワーがあった誌面がうらやましいです。

投稿: ごう | 2011.04.06 03:08

>しのさん
焚き火で完璧に薪を燃やし切ると、ホントにわずかな灰しか残らないのが気持ちいい。

投稿: ごう | 2011.04.06 03:18

今週末のツーリング、金髪カツラに星条旗のビキニで行く事にします。イチゴ味のYZFにしようかな・・・
楽しいからバイクに乗るんだよ♪ 乗ってみなきゃ、あの楽しさは言葉や活字じゃ伝わりません!! 知っている人には言葉や活字で伝わるけどね・・・

投稿: にゃん | 2011.04.06 09:50

>にゃん師
乗れば分かる。乗らなきゃ分からない。乗ってもらうために、言葉や活字にも役割はある、と思っちゃダメ? 一応ライターなんで……。それか、金髪イチゴ柄ビキニで星条旗的テイストのバイクを作る!

投稿: ごう | 2011.04.06 12:24

バイク作りに携わる者です。
いつも楽しくブログ見させてもらってます。

業界が内向きだなぁっていうのは作る側にいても感じる事があります。ホントはそういうのを打破するバイクを作りたい。でもそれで売れなったら会社潰れるんじゃね?と思ってしまう。そんな感じは二輪誌業界も一緒なんでしょうね。
そんな中でも(そんな中だからこそ?)みんな「自分が楽しんでるのを見せて回りを巻き込む」っていうのは無意識に行っていると思います。
「俺たちはおもしれーモノ作ってんだぜ。しかもそれを使ってこんな楽しんじゃってるぜ」っていう気持ちで、仕事もプライベートもバイクと触れ合ってる人が本当にたくさんいます。そのせいか、会社に入ってからライダーデビューする人がとても多い。やっぱり人が楽しいと思ってるものは見てる人にも楽しそうに見えるみたいです。
カレーうどん食ってる人を見て自分も食いたくなるのと根本的には同じじゃないかと。

バイクってのは楽しさを伝えるのは難しいけど、伝わればなかなかの高確率で興味持ってもらえるモノだと思っています。しんどいご時勢ですが、共に頑張りましょう!


ちなみに私はこのブログを見てサンバーを購入した5人目の人間です笑

投稿: ym | 2011.04.17 09:52

>ymさん
カレーうどん作戦! めちゃくちゃ大事だと思います。草の根的には……。あ、マジでカレーうどん食いたくなってきた午前1時20分。

でも、ymさんのいるであろうメーカーや、オレのいるメディアは、個人的にカレーうどん作戦を遂行しながらも、もう少し大きな枠組みでできることを考えて、実行していきたいなと。

サンバーにバイク積んで、どっかで合宿でもしますか! なんでサンバーにバイク積むのか分かんないけど。

投稿: ごう | 2011.04.18 01:23

ずいぶん前から、おもしろいブログだなぁ。と覗いていました。
ついでにツイッターもフォローさせていただきました。

あ、そうそう、バイクの普及の話。
イタリアンスクータを友達に譲ったんですが(元ライダーでカムバック組)、オヤジが速けりゃ子供もハマる。で、家族全員オートバイ好きになったりして。

思うに、イタリアンスクーターって乗ったらオートバイの延長なんですよね。
日本のスクーター乗ってて思うのは、表現しにくいけど、やっぱりただの足!見たいな感覚ですね。
入門用からして国産は間違ってる気がするのですが、どうなんでしょうね?

投稿: k | 2011.05.06 23:50

>kさん
確かにかつては入門の入門・50ccのスクーターにも面白ぇのがいっぱいありましたよね。オレが高校の時は、ギア付きのMBX50Fに乗りつつも、スクーターのBeatが脅威的存在でした。Beat、鬼ッ速なんだもん。

イタスクは乗ったことないです。そんなに面白ぇんだ……。我が国のスクーターでは、TMAXがベラボーに面白かったですよ。500だけど。

投稿: ごう | 2011.05.13 16:24

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