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Ninja 400Rに乗った

相変わらず、すげぇネーミングだと思う。

ニンジャ400R。忍者って……。

もともとのバイクユーザーにはヒットするのかもしれないけどさー。そうじゃない新しい人たちに「ニンジャ」って名前のバイクを買わせようってんだから、スゴイ度胸だと思うよ……。

ニンジャ250Rも400Rも、どっちかっていうとエントリーユーザー向けのバイクなんだから、もうちょっと分かりやすく、トノサマ250Rとか、ブギョウ400Rとかいうネーミングにすればいいのになぁ……。

Ninjya400r0
↑かなりカッチョいいフルカウルに隠されているが、ニンジャ400Rのエンジンは並列2気筒だ。気筒がふたつ並んでいる。キトーが……。

え? ってことは、女子ライダーが乗っちゃったりしたら、オイオイ、ちょっとした3Pってこと? す、すんげぇ……。ってことは、よよ、4気筒エンジンに乗ってる女子ライダーは、4つのキトーの上にまたがっちゃってるってこと!? く、くわーっ! はぁ、はぁ、はぁ。ふぅ……。

こういった文章は、通常、雑誌記事としては絶対に書けない。いや別に書いてもいいが、確実に載らないし、仕事も消滅し、もしかしたらオレ自身も消滅するだろう。

ではブログならいいのか、という問題である。ブログとはいえ、不特定多数の目に触れるパブリックな表現媒体である。多くの女性ライダー、またバイクファンが不快感を覚えるようなことを書き散らしてもいいのだろうか。

しかし「気筒」という言葉を書き、あるいは読み、もしくは発声するたびに、どうしても例のあのその男性の重要部分であるキトーと重ね合わせてしまうのは、致し方ないのではあるまいか。これは日本男児の宿命と言わざるを得ないのではないか。

誰しも宿命から逃れることはできない。
いや、逃れることができないからこそ、それを宿命と呼ぶのだ。

と、禅問答的に半ば強引にキトー問題を解決したところで、Ninja400Rのインプレを粛々と続ける。

なかなかいいのだ、このエンジンが。低回転域では思いがけず粘ってくれるし、高回転域も結構よく回ってくれる。

もちろん400ccだから、怒濤の低速トルクっつうわけじゃない。でも、フツーに公道を走る分には不満はないし、身構える必要がなくて気楽なもんだ。高回転域側も「胸のすく伸び上がり」と言えばかなり大げさだけど、ちょっと元気に公道を走る分にはほとんど不満はない。

うん、全体的に、ちょうどいい感じなんだ。

……いや、正直、ちょっと物足りない。
でも、ライダーがバイクに負けないギリギリの線の上にいるのは確かだ。

Ninjya400r1
↑だから雨でも怖くない。

「おまえホントにしょうがねぇヤツだな。……おっ? おおおっ? 意外とイケるじゃんか! よーしよし、おまえ悪くねぇぞ。もういっちょ行くか!?(どこへ?)」と、肩を叩きながら上から目線でテキトーに2キトーに話しかけられる感じ。オレが乗ったら3キトーなゆかいな仲間感が楽しい。

スーパースポーツだとこうは行かない。「おわっ、たっ、やべっ、うひゃっ、ぎゃっ、ぬおおおっ、くっ……!」と、常に歯を食いしばっていなくちゃいけない。オレ風情では完全にバイクが上で、ライダーが下だ。

オレはそういったマゾ的な苦労も好きだけど、Ninja400Rに乗ると「まぁまぁそんなビンビンに青筋立ててバイクに乗らなくても。もっと気軽に楽しみましょうよ。ね? おにいさん♪」と、オネエ言葉で2キトーに言われているような気がする。

サスペンションの動きはペシャペシャだ。バシャンと沈みピシャンと跳ね返ってくる。跳ねっ返りの強い小生意気な小娘感があり、それはそれで元気がよくて勇ましく、微笑ましい。もうちょっとニュワーッ、ジョワーッ、ムニョーッと慎み深くしっとり滑らかで脂が乗った熟女的にはんなりと動いてほしいが、何しろネーミングからしてニンジャなワケだから、そこまで望むのは酷というものだ。

……我ながら何言ってんだ。

小娘感は、細部からも感じられる。
……まだ続けるのかよ。小娘熟女の対比。

ディテールの質感は、高いとはいえない。なんだ質感って。まぁハッキリと言っちゃえば、安いパーツを使ってるな〜って感じはする。100均の化粧品を使ってる女子高生と、125gで1万500円もするポーラ B.A ザ クレンジングクリームを使ってる夏木マリとで、どっちが質感が高いかって話ですよ。

……どっちだ?

難しいな、質感。
何を求めるかだな……。
でも、夏木マリかぁ……。
……難しい……。

Ninja400Rは、実際安いんだ。64万9000円だもんね。同排気量には、ニッポン的緻密精密完成度最強のCB400シリーズがズドーンと君臨しているワケだが、ニンジャ400Rとほぼ同じパッケージ(カウル付き・ABSナシ)のCB400スーパーボルドールは82万4250円もするのだ。

その差、17万5250円ですよ!

17万5250円と言えば、すき家の牛丼(並)625杯分ですよ。もしくは千葉県浦安市にある東京ディズニーランドの1デーパスポートが30回分ですよ! 1ヶ月まるまる毎日ディズニーランドに行けちゃうワケですよ!!! ひとりで。

行かねーけど。
鼠だし。

いずれにしても、17万5250円差は大きいと言わざるを得ない。これが2万円、3万円の差なら悩みどころだが、17万5250円も差があったら、たいていのことは許せてしまう。多少安っぽくても、「いやだって、実際ホントにマジで安いんだし!」とユニクロもしくはドン・キホーテ的な開き直りが可能だ。あまりの安さは、むしろイバれるだけの価値に昇華するのだ。

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↑とは言っても、十分にカッコいい。雨の屋外でこういう写真を撮ってしまう真弓悟史カメラマンの腕もカッコいい。

だから、ニンジャ400Rのユーザーは、隣にCB400スーパーボルドールが並んでも、卑屈になる必要はない。「オレはすき家の牛丼(並)を625杯食うか、ひとりで30回ネズ公に会いに行くか、選べちゃうんだもんねー!」と胸を張っていればいい。仮に軽やかにブチ抜かれたとしても、「そりゃまぁ、17万5250円も高けりゃ17万秒速くてもおかしくないもんねー」とヨユーの計算違いの構えでいればいい。

しっとりまったりはんなりこってりと楽しみたい目が肥えたバイクユーザーなら、ポーラ化粧品の夏木マリ的なCB400スーパーボルドールを選ぶべきだろう。でも、細かいことを気にせず勢い任せに突き進んでしまいたいなら、100均化粧品の女子高生的なニンジャ400Rの方が楽しめるのではないか。

……相当危険な話になってしまった。

いくら無料奉仕のブログとはいえ、これはあまりにもひどいのではないか。
もう少しマジメにインプレせねば。

ニンジャ400R、ものすごく楽しかったです!

Ninjya400r3
↑フルカウルだけど、ご覧の通りポジションは相当アップライトで、かなりラクラク! ツアラーのような余裕があります!

Ninjya400r2
↑叙情たっぷりのこの写真を撮るためにヌタヌタのドロ坂道を上り下りしたけど、ちっとも怖くありませんでした! 軽くて気負わず扱えます!

ニンジャ250R、ニンジャ400R、ニンジャ650R、そしてニンジャZX-6RニンジャZX-10Rとつながる忍者ラインナップの流れは、とても滑らかにユーザーをスポーティー→スポーツ→スーパースポーツと誘っている。スポーツバイクのステップアップの楽しみが、ひとつのメーカー内で完結しているのだ。

突き放し系の硬派な漢かと思っていたカワサキが、実はかなり優しく温かくワタシを見守ってくれていた。そのツンデレ的なギャップがウッフンたまらないの♪ と、今日もどこかでニンジャが乙女心をワシづかみにしていることだろう。

終わり。

何このシメ。

いいのいいの「ナニナニだろう」って書いとけば推測になって何でも許されるんだ。いろんな雑誌の原稿読んでみ? 「ナニナニだろう」「ナニナニかもしれない」「ナニナニなはずだ」「ナニナニと言えなくもないこともない」みたいな逃げ腰な締めくくりばっかりだから。

特報!! 10月26日(火)、スペイン・タカサキ州のカートランド関越で、関越3時間耐久ロードレース・略して「関3」が開催される。世界耐久選手権シリーズの中でももっともハイレベルで、もっとも過酷と言われているかもしれないレースだ。前回圧勝したオレは、防衛王者としてこれに参戦。かろうじてスポーツマンシップに則り、ルール&マナーにギリギリ抵触せず、主催者・青木宣篤の逆鱗にスレスレ触れない範囲内で、あらゆる汚い手、卑怯な手、大人毛ない手を駆使しまくって、再度王座に就く予定だ。ぜってぇ勝ちたい。ぜってぇ勝ちたい。ぜってぇ勝ちたいから、ぜひこのボタンにほんブログ村 バイクブログ バイク モータースポーツへを、応援クリックよろしくお願いいたしますっ!(爽やかに)

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↑まれにつぶやき気味。

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コメント

ちょうおもしろいwwwっww

投稿: ひろ | 2011.06.26 09:13

>ひろさん
ちょうwwwありがwwとうwwwッwwッwww---(wに慣れてない)。

投稿: ごう | 2011.06.27 01:09

オメーの話、オモシレーから許してやるよ

はっ...すみませんっ!

投稿: プレディ | 2011.07.01 07:44

>プレディさん
あざッス!

投稿: ごう | 2011.07.02 12:47

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