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久々に土の上で転がった

先日、ダートトラックスクールに参加した。2ヶ月ぶりのダートトラックだ。ここんところ、もて耐に向けてサーキットばっかり走っていたので、土の上は本当に久しぶりだ。

カンカンと音がするぐらい晴れわたったもてぎだったが、ちっとも暑くなかった。汗ひとつかかない。…いや、ちょっとだけ。ホントはだいぶ…。やせ我慢好き、すなわちやせガマナーなオレにしても、つい「あっちぃよチクショー」と叫んでしまうほどの気温であった。

しかも上半身はユニクロ製なんちゃってアンダーアーマーみたいのを着て、SPIDIの上半身プロテクターを着て、その上にモトクロスジャージ。下半身はパンティ+EVSプロテクションパッド付きスパッツ+モトパンと、いわゆるフル装備状態である。

あまりにクソ暑いのでどれかひとつぐらい省くべきかとも思ったけど、「い、いや、そんな弱気じゃいかん! どうせならクソ暑い時に着てどれぐらい耐えられるもんかやってやろうじゃねぇかよ」と、いつも通り無駄な根性を見せつけてやった。誰に? 己自身に。

そんでもって走行に関して。最近はロードでもダートトラックでも、下半身固めに重点をおいている。下半身固めといっても、四の字固めとか腕ひしぎ逆十字固めとかそういう固めではない。いやある意味そういう固めか。下半身でマシンをキメるわけだから。

今まで下半身ホールドなんつうのはせいぜいヘボいニーグリップぐらいしか考えていなかったが、全動作において下半身をガッツリと使うのだ。これは我がダートトラックおよびロードレースの師である吉田大佐の教えによるものである。

吉田大佐はもてぎダートトラックスクールのインストラクターだが、風貌容姿眼力素性素行言動良妻賢母っぷりは、どれをとってもかなりのインチキ度合いである。しかし大佐に言われたことを(できるだけ)言われた通りにやってみるたびに、「ほ、吉田くん、チミもなかなかいいことを言っておるではないか」「あながち間違ってはおらぬようじゃの、あ・な・が・ち」と、見直さざるを得ないことばかりなのだ。悔しいけど。

大佐は、「ダートトラックもロードも同じだ! まずは下半身で壁を作れ!」と教えてくれる。細かいことはダートトラックスクールの営業妨害になりそうなので書かない。興味があればぜひもてぎのダートトラックスクールに参加してもらいたいが、この「壁」というのがオレにはよく分かんなかった。なんだよ壁って。オレは家じゃねえんだよ。

でも、もて耐の練習およびレースで「お?」となんとなく壁を察知し、今回のダートトラックスクールで「おぉ……?」という弱〜い確信に変わったのである。下半身が(ある程度)ちゃんとしてきたおかげか、ようやくちょびっとだけ上体のフリー度合いが増し、操作を意識できるようになってきた感触がある。スクールではヘドが出るほど走るので、しばらく両足がパッツンパツンに痛くてまともに歩けないほどだった。

ロードとダートトラックはマジでつながっている。思った以上に滑らかに。まるでおんなじことをやっている。違うのは速度域だけだ。ここんとこロードばっかりだったから、ダートトラックは全然できないかと思っていたらそんなことはなく、逆に今までとは違うトライができた。冷静になってみると、感じる挙動はロードとほとんど同じで、やるべきこともほとんど同じだ。

正直、ここんとこ200km/h以上でブッ飛ばすぜヘイヘイヘイ的なサーキット走行ばっかりだったから、「10km/hぐらいしか出ない(うそ)ダートなんて、つまんないんじゃねえの?」「100cc? しょっぱ」なんて思っていたが、まったくそんなことはなかった。

改めてダートトラックの面白さ、有効性が分かった。ロードのためにダートトラックがあり、ダートトラックのためにロードがある、と思った。両方やっていけたらホント安全に面白がれるだろう。

両方とは言いつつ、やっぱり速度域が低く、転んでも笑っていられるダートトラックの方が、圧倒的に「やってみっか」という気になる。レンタル車両のXR100Rだと、やってみたことの反応もめちゃくちゃクイックに返ってくるので、とても分かりやすい。

この「やってみっか」が、進歩するためには非常に大事な要素なわけだが、ロードでの「やってみっか」は、失敗するとあっちでカシャーン、こっちでガシャーン、グラベルにドシャーンと、そのつど失うものが大きすぎる。

でもダートトラックなら、トライし放題だ。そりゃあ他のバイクと絡むと怖いし、ヘタに足を持って行かれるとヒザを傷める恐れもあるけど、ロードのリスクに比べたらはるかにマシだ。ダートトラックスクールならマシンもレンタル。走行前ブリーフィングでもてぎ職員が「もしマシンが壊れたら……」と言った瞬間、誰ものアタマの中に「弁償べんしょうベンショウ」という言葉が浮かんだところで、「別のに取り替えてください」。ツテテツテテツテテー♪とドリフ状態だ。

ロードもダートトラックも、今はラインがどうとかあんまり考えていない(って、いいのかそれで)。バイクの動きを知り、感じ、そしてコントロールすることに関して、いったんゼロリセットをしている感じだ。つうかもともとそんなことまるで意識していなかったから、ずーっとゼロだったとも言える。これがダートトラックを通じて少しずつでもプラスになっていくなら、カテゴリーを問わず長くバイクでのスポーツを楽しんでいけそうに思う。

こいつは早ぇとこ、7月1日の納車以来1回もエンジンをかけていないCRF100Fを始動させなければ。どうしよう、エンジンかけたらヘンな生き物が「ぬおー、熱いじょ〜」とか言いつつマフラーから出てくんじゃね? 怖い〜。

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コメント

good job.
i think....this time is so so.
keep going. keeeeep going!
i want you.
i waaaannt yoouuuu!

shoot...m..e...
shoo..t...m..e....

投稿: 大佐 | 2007.08.26 01:54

Sir, are you ...OK...?

投稿: 青六1号 | 2007.08.26 11:01

fine. i'm fine!

fin.

投稿: 大佐 | 2007.08.31 11:21

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