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さようなら、R6

2003年初夏に買ったYZF-R6は、1年ちょっと街乗りしてからサーキットに持ち込んだ。

あれよあれよという間にプロダクションタイヤを履かされ、保安部品を身ぐるみ剥がされ、FRPカウルを取り付けられ、アクラのフルエキになり、頭脳までレーシングECUにすげ替えられたR6。

シロウトが見よう見まねでサーキット仕様にしていった割にトラブルは皆無だった。すごく素直な性格で、頑張れば頑張っただけ応えてくれた。

筑波サーキットの1コーナーで3回、2ヘアで1回スリップダウンしたが、それも原因はすべてオレのライディングにあった。4回の転倒でもマシン自体にほとんどダメージはなく、ステップバーやスライダーを交換するぐらいですぐに復活できた。オレにケガがなかったのも、R6との相性がよかったからではないかと思う。

サーキットを走ることの意味や難しさを教えてくれたR6が、木曜日にヨッシーさんに引き取られた。いろいろと思うところがあって手放すことを決めたが、モチベーションが高いヨッシーさんの手元に行くことは、R6にとっても幸福だと思える。

彼はバイクショップの若き店長さん。R6をじっくりと眺めながら、「スイングアームをバラして整備しよう」「エンジンも開けようかな」「カウルは補修してペイントしますよ」など、プロらしいアイデアが涌いているようだった。大事にしてくれそうだ。仲よくしているヨッシーさんの手元にあるから、存在が遠くなった気もしない。

ただ気がかりなのは、彼がモトクロスIBライダーで、とにかく勢いがあることだ。まだ走りは見たことがないが、話を聞いている限りでは開けっぷり、寝かせっぷりがハンパではない。R6に乗って大きなケガだけはしてほしくない。サーキットを走る限りは仕方がない部分もあるが、とにかく気を付けてほしい。

「もしヨッシーさんがサーキットを走らなくなったら、オレが買い戻す。そんで街乗り仕様にして余生を過ごさせるんだから、大事にしてね」とお願いした。ちょっとは本気だが、本音はR6よりも、彼のことが心配なだけだ。焦らずにR6でのサーキット走行を楽しんでもらいたい。

ヨッシーさんのもとへ運ぶ日の朝、7ヶ月ぶりぐらいにメインスイッチをオンにした。当然バッテリーは上がっているものだと思っていたが、セル1発でエンジンがかかった。本当に手がかからないマシンだった。

070526

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