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酒田は日本のヨーロッパ

金・土は山形県酒田市から秋田県南部あたりをうろちょろしていたのだが、いいですね。非常にいいです。

日本全国あちこちをウロウロしているが、別格の北海道と沖縄を除けば、山口に並ぶかなりの好印象っぷりだった。

何がいいって、ズバリ田舎。モロに田舎。まさに田舎。上から読んだらイナカ。下から読んだらカナイ。それぐらい田舎だった。

フライトわずか50分であっさりと到着するこぢんまりた庄内空港は、松林を抜け、信号のないT字路をヒョコッと曲がるとハイそこが空港ですみたいな素っ気なさ。クリアな空気が草原を抜ける感じはスペイン・ヘレス空港みたいだし、風で木々が斜めになっている様子はポルトガル・エストリルに似てなくもない感じで、かなりイケてる。

街を貫く国道7号線はヒトケタ国道のクセこいて交通量はまばらだし、ちょっと街を離れると信号がほとんどない。片側一車線の一般国道を30分も走れば、40kmぐらい平気で移動できてしまう。別に急いでるわけでもなく全体のムードとしてはタラッタラしてるのに、この平均速度の高さだ。

しかも、何があるってワケでもないところがいい。うるせぇ観光名所がないっていうのかな。何しろ海に沈む夕陽ぐらいしか見せ場がなくて(十分だ)、あとはひたすら田舎。川はズドーンと海に流れ込み、海はドバーンと波打ち、山はズゴーンとそびえ、雲がズンズンと進む。それだけだ。

林道もふんだんにあるらしく、ライダーたちはほとんどオンとオフの両刀遣いなんだそうだ。ちょっくら山サ越えればスポーツランドSUGOだし、バイク乗りにとっても理想的な環境じゃねぇか。空き地なんてそこら辺にあるから、オフ車なら練習し放題だ。

山形の人同士がしゃべってると何言ってるんだか分からない異国情緒もいい。女性がバッシバシの山形弁を使って話してたりすると、エキゾチックさにゾクゾクする。

全般的には、ヨーロッパの田舎町に近い雰囲気を感じてしまった自分が怖い。酒田≒ヨーロッパ!? ヤバ。ヤバイでしょうそれは。

これであと1ヶ月ぐらい遅くて、大好物のさくらんぼがたらふく食えたりして、天気が良くて鳥海山もズズーンと見晴らせちゃったりしたら、なんかもう帰らないかもしれない。危なかった。

取材先で「ん、食ってみ?」と差し出されたのは、一見すると木の根。「なんだこの泥つきゴボウは!」「シティーボーイのオレに木の根を食わせようと言うのか!」と逃げ腰だったが、実はいかすみをまぶしたさきいかで、これがまた旨いのなんの。ちゃっかりとお土産にいただいて、今もイカ臭い手でキーボードを打っている。イカ臭いのはさきいかのせいだって。ホントに。

何このベタ褒め感。ヤバイわ酒田。ヤバイ。

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