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勇気を出して

明日〆切の仕事は明日やればいい。

明日は取材で出かけるけど、その前までにやればいいじゃないか! いいじゃないか! と自分に勢いをつけて、本日は桶川にあるMotoRomanに行った。

モトロマンだって。非常に懐かしい。それこそ、13年ぶりだ。当時CR125とCR80を持っていて、なんかパーツを買いに行ったことがある。当然店のことはまったく覚えておらず、今日も一度なめらか〜に通過してしまった。

知らない店に入るのは、ホントにキライだ。人見知りなオレ(マジだってば)にとっては最も苦手な行動のひとつだ。でも、勇気を振り絞って入ってみた。店内には店員さんがひとり。「いらっしゃいませ」と言われたものの、その後は基本的に放置された。

そりゃまぁ、そうだよな。「へい1名様いらっしゃいませどうも〜! へい今日は何の御用で!? オヤお客さん初めての方じゃないでげすか? いやコリャうれしいね! おい! おい(奥さんを呼んでる)、すぐさまこちらの旦那にお茶と座布団をお持ちしな! いやどうもすいませんねウチのは気が利かなくてまったく困ったもんでゲスよ何年この商売やってんだかって話でやんすよ。ところで旦那……」とか言って、やたら気っ風がいいモトクロス屋さんってのも困っちゃうしな。

そんなわけで、シンと静まりかえった店内をうろうろ。いや、うろうろするほど見所があるわけでもない。仕方なく、ズラリと並んだCRF150Rを眺めてみたりしたけど、特に声をかけてくれそうな気配はない。「ふんふんふ〜ん、カッコいいんだなあ」的にアゴをさすってマンダム風にCRFを眺めてみたりしても、店員さんは顔を上げることもなくみっちりと事務仕事? に取り組んでいる。すぐにオレはやることがなくなった。

やべー、やべーなー。やっぱこの空気になるんだよなー。もういっか。帰るか。足を踏み入れただけでもオレの人生にとっては大きな一歩だよな。頑張ったよ、オレ! 今日はこれで十分だよ。よくやった。よくやったよ、オレ!

と、店を出ちまおうかと思ったが、いや待てちょっと待て。これでもオレは37歳3児の父。いつまでもそんな赤ちゃんみたいなことを言ってちゃいか〜ん!  勇気を振り絞り、「スぃませェん」と声をかけてみた。ハイハイ、と対応してくれた店員さんは、感じがよかった。ああぁ…………。もっと早く声をかけるべきであった。

そんなこんなで、店員さんと20分ほど談笑。ダートトラック練習マスィーヌに何がいいのかをいろいろ教えてもらいつつ、お店としてのポテンシャルやモチベーションを探り、手応えおよび収穫を得て、私は誇らしげな気分と達成感を携えて店を出、サンバーのエンジンをかけたのであった。

やった、やったぞ! やり遂げたぞオレは! 成し遂げたぞ! やったぞー!! やったーやったーっ!! もうサンバーのアクセルはベタ踏みもいいとこである。

って、別に契約したわけでも何でもなく、要約すりゃあ「店に入り、話を聞いて、店を出た」っちゅうだけの話なわけですが、オレにとってはホント、上出来であった。

こんなハイホー気分のまま家に帰るワケには行かない。オレはNAPS埼玉店に行き、ヒデヨシ(と、呼び捨てにしてみたりしてるけど、実は学年はいっこ上ですごめんなさいごめんなさい)と落ち合い、2人で店内をブラブラしながらダートトラックのイメージを強く激しく高め合い、Thorのグローブを購入し、展示してあったAMAダートトラックライダーのツナギ(ライダー名失念・GREEDYのものが2着ぶら下がっていた)を触って「ヒャーホー」とか言ってみたりとかしているうちに蛍の光の歌に追い払われて、意気揚々と帰宅したのであった。

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コメント

バイク関連のお店の方は、他の業界よりも独特な雰囲気があるなあと感じています。
ある意味一本筋が通っているというか、各々のこだわりを存分に感じさせてくださるというか、一旦スイッチが入ったら自分の世界観を惜しみなく披露していただけるようです。

以前足を運んだことのあるお店は、全員が自衛隊出身だったようで、とても整然として規律ある店内と対応だったと記憶しています。

脇が甘くて懐の深いバイク関連のお店も多々存在しているのだと思います。しかし、今のところ、そうしたお店を見つけられてないもどかしさがあります。
でも、どこのお店の方々も実は気さくで、サービス精神旺盛です。ただそこに辿り着くまでのお互いの適正距離をはかるべく融合時間が少々かかり過ぎるのが、どうも敷居の高さと映ることがあるようですね。
いつか入った瞬間に「この店だ」と認識できるように直感を鍛えていこうと考えています。

投稿: まろたる | 2008.07.24 09:55

>まろたるさん
いいですね全員自衛隊出身のショップ。「マルフタマルマル時より、整備開始!」「ハッ!」「ガツッ!」「イテッ!」「負傷者発生! 衛生兵、衛生兵!!」「敵襲! 敵襲!」「通信兵、現在地の座標を伝え空爆を依頼せよ!!」「ブラヴォーシックス、ブラヴォーシックス、こちらアルファーテン!」みたいな。

冗談はともかく、バイクショップ特有の敷居の高さは、業界発展を妨げる要素のひとつですよね。…大げさかな。

命がかかっている乗り物だから何もかもグダグダになればいいとは思いませんが、もう少しビギナーフレンドリーな雰囲気があってもいいのにな、とは思います。

特にオレは人見知りなので、初めてのショップの門を叩くのがツライ…。それでもだいぶショップ側の意識も変わってきているような感触もありますが、他業界がサービス業として相当に意識改革している中では、立ち後れ感は否めませんよね。

個人的には床が油で真っ黒になっていて、店主には「なんだテメエ」とじろりと睨まれるんだけど、実はめちゃくちゃ腕がよくてしかも涙もろい人情派。「なに、支払いは後でいいんだ。それよりおめぇさん、いい目をしてやがる。いいか、必ず出世するんだぜ」ぐらいのことを言うオッサンの店とじっくり付き合ってみたい気もします。

投稿: ごう | 2008.07.24 17:33

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