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スーパースポーツ一気乗りしてみる

4メーカーのリッタースーパースポーツに試乗する機会があった。

結論。
やっぱ面白ぇ!

しかも、確実に進化し続けてる。最新鋭の'05GSX-R1000なんてアナタ、すごいことになってましたですよ!

■GSX-R1000■
【ポジション】
べったりと低いシート。相対的に高いハンドル。街乗りや高速では、あまりのアップライトさに違和感があった。400ネイキッドかと。でも、ワインディングでは意外にしっくりきた。着座位置が低い分、怖さがなく、振り回せそうな感じがする。10Rとは対照的。シートの絞り込みもすっげー。まるでドカのスーパースポーツ系みたいに細い。

【エンジン】
吹け上がり、超軽い! しかも実際に速い! 文句なし。サイコー! 回ってるもの、動いてるもののすべてが軽い感じで、スロットルワークに対してめちゃくちゃ機敏に軽やかに反応してくれる。乗っていて本当に楽しくなるし、その楽しさが車速に直結している。ただ、パワーカーブにコレという特徴がないので、実は印象は薄い。軽くて薄い。イマドキ風。音質はスズキっぽくコオオォォンと乾いてて、キライじゃない。

【ハンドリング】
いやー楽しいナーと思って走り終わり、よく考えると実はやっぱり特徴がない。よく言えば「クセがない」ってことなんだろうと思う。実際、一番攻めてみたくなったのはGSX-Rだった。ニュートラル。

【ブレーキ】
初期は結構カツンと効く。けど、握っていってもコントロールしやすい。ブレーキも性能は高いが、あんまり特徴ナシ。

【総論】
04のリッタースーパースポーツに乗った時は、正直、「これならR6でいいやー」と思った。何だかんだいっても、600をブン回してた方が楽しいや、と。でも05GSX-Rに乗った後は、マジで欲しくなった。ついに「600の意味ねぇ……」と思わせられちまった。それぐらい異次元に軽くて速くてコンパクト。カッコ悪いという意見が圧倒的に多く聞かれるけど、乗っちまえば自分じゃ見えないから全然関係ない。

■YZF-R1■
【ポジション】
R6乗りとしては違和感なし。ちょっとハンドル位置が高くて、幅も広いかな?

【エンジン】
8000rpmぐらいからの伸び上がり感は気持ちいい。でも単純に速く走ろうと思うと、逆に8000rpm以下のもっさり感が気になる。すげーラグのあるターボ車に乗ってるみたいな感じ。高速をばんばんスッ飛ばす分には爽快だけど、ワインディングではちょっとな……。

【ハンドリング】
サスはぴょこぴょことよく動く。意外にも旋回は重ったるく感じた。全体にイメージより確実にワンテンポ遅れる。そういやー初めてR6に乗った時もそうだったなあ。今回は他と乗り比べだったからかなりハッキリしたけど、これがヤマハハンドリング? 乗り味は、しなやかっていうかしっとりっていうか、高級感がある。他のが商用カローラだとすると、1台だけセルシオに乗ってるみたい。うーん、でもその分ソリッドな感じは薄いんだ。難しいなあ。

【ブレーキ】
ヤマハ車らしく初期はあんまり効かない。即パッド交換だなこりゃ。握り込むとキレイに制動力が立ち上がってくるけど、フロントサスがボワンボワンしてるので、ダイレクトに効いてる感じがしない。

【総論】
サーキットづいてる今のオレ的には、もうひとつピンと来なかった。もちろん文句なく速いんだけど、余計な演出がありすぎて、あんまり武器になりそうにない感じ。GSX-Rみたいに無特徴でも速いバイクが、今は欲しい。乗ったのが地味な赤だったのも良くないな。なんだあのくすんだ赤は。全然レーシーじゃねえぞ! って思うあたり、相当な偏見。

■ZX-10R■
【ポジション】
怖。この一言で終わりそうなぐらい、怖い。ハンドルはあくまでも低く、シート位置もステップも、あくまでも高い。高速を走っていても、「おまえ伏せろよこの野郎!」と怒られてるような感じ。タンクも、「おまえしっかり伏せてちゃんとオレを抱え込めよ!」という形状。「ごめんなさい、ちょっと楽させて」と上体を起こそうもんなら、かえって疲れるというスパルタンさ。なんか乗ってるオレがしつけられてる感アリ。

【エンジン】
05モデルはエンジンノイズを抑えた的なことらしいが、ホントかよというぐらい「ゴワアアアッ! ズガララガガガ」と猛々しい。どこから開けても開けた分だけパワーが出てくる。けど、盛り上がり感とか高揚感はあんまりない。けど、速い。

【ハンドリング】
硬。首都高の路面の継ぎ目とか、ゲロ吐きそうになる。いくらなんでもひでぇよ、この硬さは!基本的にはクセのないハンドリングだと思うけど、ガンガン回して攻めていかないと、特にフロントに落ち着きがない。荷重をかけていくほど、ガッツリとパワーを路面に伝えてくれる。のんびり走っていると、腰高ポジションと相まって、余計に怖い。コイツに乗る限りは、攻めるしか生き残る術はなさそう。

【ブレーキ】
よく効くし、よくコントロールできる。サスが硬いから極端にノーズダイブもせず、キッチリしてる印象。

【総論】
「攻めて! もっと攻めて!!」とバイク全体で訴えかけてくる。攻めずにじらしてると、「あなたってつまんない人」と、そっぽを向かれる。「しょうがねーなー」と言いつつ攻めてやると、ヒーヒー喜ぶ。だから一番攻めてあげられる、サーキットに連れて行きたくなる。そういうタイプ。公道で乗るには、お互いツラすぎる。


■CBR1000RR■
【ポジション】
コンパクトでステップ位置も高いんだけど、ステップがなぜかすっごく前寄りに感じる。違和感あるなー。もうちょいステップが後ろならいいのに。ちぐはぐ。

【エンジン】
ホンダらしい緻密なモーターのような回転上昇を期待すると、キレイに裏切られる。なんかモーモーガシャガシャとうるさく、吹け上がりもモッサリ。どっかの国のフルパワー仕様なんだけどなー。モッサリしてる分、回すやすいとは言える。公道では十分に速いんだけど、気持ちは盛り上がらず。「ツーリングしよっかな〜」って気分にはなれるけど、ガンガン回したいとはあまり思えなかった。極低速ではアクセルにワンテンポ遅れてエンジンがついてくるので、ギクシャクする。せっかくホンダなのに、他の3台に比べてエンジンに魅力がないなんて、なんかすげー残念。

【ハンドリング】
寝る。すげーよく寝る。パタンパタンと軽快に倒せる。うまくなったんじゃないの? と思っちゃったりする。それが旋回スピードにあんまり結びつかないのが不思議。フロントから倒れ込む感じだけど、前後のバランスはわりと普通かな。意外とゴツゴツした突き上げ感がある。

【ブレーキ】
ラジキャリ/ラジポンの割にはカックンブレーキ。キライじゃない。

【総評】
扱いやすい。以上。他の3台がそれぞれのキャラを持っているだけに、印象薄し。

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コメント

いやいや、本当にたまげたインプレ力ですね~
こっちが同じバイク乗っても下手なインプレできない程です(苦笑
僕がCBR1000RRで疲れなくてトルク厚くて動きしっとりと感じたのは走れてない証拠ですね、コリャ(爆
一雑兵ツーリングライダーとの視点の差を見せ付けられました。

投稿: adachi | 2005.04.18 00:08

初めまして。非常に面白いインプレッションでした。特にGSX-R1000について。確かに、あれに乗れば600クラスの存在意義って…と考えてしまいます。

投稿: kyazupon | 2005.04.19 20:32

>adachiさん
とんでもない! まとめて4車いっぺんに乗る機会があったので、
違いを感じただけで、1車ずつだったらオレ、何も分かんないと思いますよ。
もともとはすげー鈍い方だと思ってるので……。

>kyazuponさん
初めまして! ホント、600いらねえじゃん、と思いつつ、
やっぱり「600」っていう響きが好きだったりするので、
早くも各社600の06モデルでとてつもないモノが出ないかなーと期待してます。
ヤマハの話では、R1とR6の開発はまったく別チームで、
どちらかというとライバル視しあってるとか(笑)。
各社その勢いで、車重150kg台、馬力150ps以上の600とか出……さないか?

投稿: 青六1号 | 2005.04.20 06:31

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