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言葉の温度

初めてビデオ用インタビューというものを経験した。

いきなりの話で、かなり緊張。というのも、オレの音声はカットされるので、インタビュアーであるオレと、インタビュイーの言葉がかぶっちゃいかんのだ。

普通のインタビューでは、「Yeah」「アーハー?(英語風に)」と相づちを打ったり、
時にはオレと相手の言葉が重なることもある。それが自然だ。しかも会話なんて、アッチコッチ飛ぶもので、後で原稿を書く時に、アッチをコッチに持ってきたり、コッチを向こうに持っていったりして、形にしていく。粘土細工みたいなもんだ。おお、そうだったのか。

ところが相手の言葉に重なっちゃいかんビデオの場合は、カッチリとした一問一答で、ぐにゃぐにゃの余地がほとんどないのだ。

「1+1はなんですか?」
「2です」
「では2+3は?」
「5です」
みたいな感じ。

「1+1はなんですか?」
「そうねー、2ってのは分かってるんだけど……」
「分かってるんだけど?」
「いや、1+1って簡単に言うけどさ、オレが小学校の頃って……」
「どちらの小学校でした?」
「熊本の田舎の方だよ。近くに小川があってさ」
「よく小川で遊んだり?」
「毎日だよ。魚捕まえてさ
ってのが面白いじゃん。

これは脱線でも何でもないんだ。1+1=2に決まってる。オレが聞きたいのは、そこに至るまでのその人の考え方や背景、要はその人のことが知りたいんだ。ってことが、よく分かった。

ビデオ用インタビューは数人の方に受けていただき、その後、居酒屋に場所を移して皆さんに追加取材させてもらった。ほろ酔い気分でもう話はめちゃくちゃ。でも、皆さんの言葉ははるかに熱かった。

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