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あまりにも高度な命名術

池袋駅に停車中の西武池袋線急行飯能行きに乗車したら、両隣に婦女子が着席してくださった。

ああ、ありがたやありがたや。神様仏様、ワタクシ今までの罪状すべて悔い改めます。ああ、ありがたやありがたや。と思った(思わねえよ!!)のもつかの間、両婦女子がほぼ同時にバッグからケータイを取り出し、ほぼ同速度でパチパチパチパチとメールを打ち始めた。

ところで9月頃から我が家には文鳥がいる。名前はピッピ。さすがにライターを名乗るオレだけのことはあり、まさに言い得て妙の素晴らしいネーミングである。「ピッピ」と鳴くからピッピ。これ以上の命名は神にも望めまい。

で、このピッピ、ヒナ状の頃に豊水橋そばのビバホームで買ってきたんだけど、最初の頃はお湯でふやかした粟玉を食わしてやってた。「育ての親」というしんみりした名前の注射器みたいなのを使って。それが最近では自分でせっせと餌を食べる。殻付きの餌を、パチパチパチパチと食べてるんだか散らかしてるんだか。

その音。まさにメールを打つパチパチ音とまったく同じなんだ。しかも両隣の婦女子が同時にメールを打つもんで、文字通りドルビーサラウンド5.1ch・dts対応状態で、2羽になったピッピが耳元で餌を食いまくってるみたいであった。

ひとしきりドルビーサラウンドでパチパチ言わせた婦女子だが、やはりほぼ同時にメールを打ち終えたらしく、いきなりガックリとうなだれてスリープモードに突入した。で、またしてもほぼ同時にビクッとリブートしたかと思ったら、なんか知らないけどニヤニヤしながらケータイの3センチ四方ほどの小画面を凝視し、そんでもってまたしてもドルビーサラウンドでパチパチパチパチ言わせ始めたのであった。

そのタイミングの絶妙なこと! おそらく、人がメールを打つ時間、それを相手が読み返信するまでの時間、そしてそれをまた読みさらに返信する時間には、何かこう、人類共通の普遍的な数値があるんじゃないだろうか。その数値を算出する方程式を発見した時こそ、オレがノーベル賞を獲得する時なのではないだろうか。

そう思いつつ帰宅すると、家にはだーれもいなかった。真っ暗だったリビングの電灯をパチンと点けると、「ピッピッ! ピッピッ!」という文鳥の鳴き声が響き渡った。まさにピッピ。どう考えてもピッピ。私は自らのネーミングの秀逸さに、改めて深く頷いたのであった。

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